新着論文レビューとは
この「ライフサイエンス 新着論文レビュー」は,大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター から発信・公開される日本語コンテンツのひとつとして,Nature,Science,Cell などに代表されるトップジャーナルに掲載された日本人を著者とする生命科学分野の論文について,論文の著者自身の執筆による,専門分野の異なる生命科学研究者にむけた日本語によるレビューを,だれでも自由に閲覧・利用できるようWeb上にていち早く無料で公開するものです.レビューは,よりわかりやすいものとするため,用字・用語の統一にくわえ,生命科学専門の編集者の視点から一文一文を吟味して大胆な修正を行っています(外部サイト もご参照ください).最新の研究成果を,日本語で,その背景からわかりやすく紹介・解説すること,そして,それらコンテンツの自由な引用・転載・再利用を可能とすることで,生命科学分野のサイエンスコミュニティ全体に寄与することをめざしています.これまで,1200以上のレビューを公開し,最新の論文に関する情報源としてだけでなく,有用なデータベースとしての機能をも果たしつつあります.著作権・クレジットに関しては こちら.
なお,生命科学において注目される分野・学問領域における最新の研究成果について解説するレビューとして,「ライフサイエンス 領域融合レビュー」の公開も行っています.「新着論文レビュー」と「領域融合レビュー」は,日本語コンテンツとして相互に補完的な性格をもつものと考えています.
対象とするジャーナルおよび論文
対象とする読者
広く生命科学全般にかかわる教員・研究者および大学院生・学生を対象とし,とくに,生命科学における専門分野が異なる人を意識します.それらの読者に論文の先進性およびおもしろさがわかるよう,結果・結論ばかりでなく,前提となる研究の経緯・バックグラウンド,および,将来の展望などもあわせて示すようにします.同じ専門分野の読者を対象とした専門性の高いレビューではなく.また,生命科学全般に関する基礎知識および興味をもつ読者を対象としているため一般あるいはマスコミむけのプレスリリースとも対象・性格を異にします.
公 開
論文の出版から1か月以内の公開を目標とし,遅くとも2か月以内には公開します.また,毎月平均12本以上,年間で150本以上の公開を目標としています.また,国立研究開発法人 科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター から提供される,散在する生命科学分野の分子データベースを特許や文献とあわせて一括して検索できるサービス「生命科学データベース横断検索」の対象となっているので,たとえば,ユーザーが自分の興味のある分子について検索を行うと,その分子についての記載のある「新着論文レビュー」もヒットし有益な情報として提供されるようになります.
編集室
大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター に編集室を設け,企画・編集・公開などすべてをここで行います.編集人に関しては こちら.
協力者
山本 泰智 (テキストマイニング)
建石 由佳 (テキストマイニング)
大石 直哉 (Webサイト構築)
小野 浩雅 (Webサイト構築)